こんにちは。今回は囲碁の「整地」について解説していきます。
整地とはお互いが囲んだ陣地を数えて勝敗を決める作業であり、終局時に欠かせない重要なステップです。
陣地をすっきりと正確に数えられるよう、整地のやり方とコツを一緒に学んでいきましょう!
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整地とは?~整地の基本形~
まず、整地とは何かを理解しましょう。
整地の基本的な形から学んでいきます。

このように、四角い陣地に整えることで掛け算を使って素早く計算できます。
10目単位で陣地をまとめていくのがポイントで、自分が数えやすいだけでなく、相手にも伝わるように陣地を整えることを「整地」と言います。
整地のやり方

この図は終局した状態を示しています。
この局面を使って「整地」のやり方を学び、実際に練習してみましょう。
STEP1:死に石を取り除く

まず、盤上の「死に石(もう助けられない石)」を探します。
今回は黒×の二子が死に石です。
※石の生き死にについては、下の関連記事をご参照ください。
関連記事:
【囲碁入門⑦】「生き死にの原理」死活の本を読む前に確認しよう!

盤上の死に石は「アゲハマ(取られた石)」として相手の陣地に埋められます。

先ほどの黒×の二子は、このように黒地へ埋めました。(埋める場所は自由です。)
STEP2:黒地を整える
実際の整地では、お互いが相手の陣地を数えます。
今回は練習として、黒地から数えていきましょう。

ここで、数えやすくするために黒石と白石を入れ替えてみましょう。
石を入れ替えても、陣地の目数は変わりませんので問題ありません。
黒△と白△、黒○と白○をそれぞれ入れ替えてみます。

すると、このような状態になります。(入れ替え方はあくまで一例です。色々試してみてください。)
黒地と白地がはっきり区別できるように石を入れ替えるのがポイントです。
では、ここから黒地を整えていきましょう。

まずは左下から始めます。
縦長の形なので、「3×10」の30目を目指してみます。
そのために、黒△を動かすのが効果的です。

このように移動させます。
石を動かしても、黒地の内側で移動しているなら陣地の目数は変わりません。。
この性質を活かして、陣地を数えやすく整えていきます。
左下の黒の陣地が「30目」になりましたね。
このように、目標の目数を先に決めてから陣地を整えていくとスムーズにいきますよ。

次は右下の黒地をやってみましょう。
慣れや経験も必要ですが、なんとなく「4×5」の20目の形になりやすそうです。
ということで、黒△たちを動かしてみます。

こんな感じで。
きれいに20目になりましたね。

どんどん進めます。次は上辺です。
上辺は横長に「3×7-1」で20目を作ってみましょう。
完成形をイメージしながら、黒△を移動させます。

ご理解いただけましたか?
これで「3×7-1」の20目が完成しました。

次は右側の黒地です。
他の陣地が整ってきたので、ここは端数の処理になります。
端数の部分も、なるべく四角形になるように整えます。

黒△をこのように移動させて完成です。
次は白地を整えていきましょう。
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STEP3:白地を整える

白地も同じ考え方で整えていきます。
まずは左上から始めましょう。
この形は「2×5」の10目が合いそうです。
白×を動かして10目の陣地を作ってみましょう。

以上のようになります。
では、次は下辺をやってみましょう。

下辺は「5×8」の40目の陣地を作ってみましょう。
白×を動かして四角形を作っていきます。

このようにするとうまくいきます。
きれいに40目になりました。
では、次は右下の白地を整えてみましょう。

右下の白地は「2×5」の10目の形にできそうです。
白×を動かしてみます。

このような手です。
こうして一つずつまとめていくとうまくいきます。

最後は右上です。
ここも、白×を動かして「2×5」を作ります。

このようにすると10目の陣地ができ、残りが端数(2目)になります。

最後に、黒地と白地をわかりやすくするために石を入れ替えると丁寧です。(お互いの陣地をしっかり把握できていれば省略してもOKです。)
整える場合は、例えば黒○と白○、黒×と白×、黒△と白△をそれぞれ入れ替えるときれいになります。

このようになります。すっきりした形になりましたね。
さて、これで整地が完成です。
と思ったら、一ヵ所まだ整えられていない箇所がありました(すっかり見落としていました)。
ちょうど良い機会なので問題です。
整地が完成していない箇所はどこでしょうか?
全体を見渡してお互いの陣地を確認していくと…

○の場所の黒地が中途半端な形のままでした。
ここはどのように処理すればよいでしょうか?

こういった場合は、端数の部分をまとめるのがポイントでもあります。
黒○を移動させます。

このように移動させると、整地完成でもあります。
STEP4:結果を確認する

最後に、黒地と白地を合計していくと…
黒地:79目
白地:72目
非常に計算しやすい形になりましたね。
そして、白は後から打つ分、「コミ」というボーナスを「6目半」受け取ることができます。(半とは0.5目のことで、引き分けを防ぐためです。)
そこで、
黒地…79目
白地…78目半
という計算となり、黒の半目勝ちという結果になります。
関連記事:
【囲碁のコミとは?】コミの意味と役割をわかりやすく説明
いかがでしたか?
少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!
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