今回は囲碁の「持碁(じご)」と「ハガシ」について解説します。
持碁とは、囲碁における引き分けのことです。「置き碁」などのハンデ戦で終局時に黒地と白地の数が同じ場合、勝負は引き分けとなり、その状況を持碁(じご)といいます。
※勝敗を明確にするために、持碁=白勝ちとしている場合もあります。
※関連記事:
【囲碁のハンデの付け方】置碁(置き碁)の仕組みと活用法
また、ハガシとは、一度置いた石を持ち上げて別の場所に動かす「反則行為」のことでもあります。
指導碁などでは説明のために石を動かすことがありますが、大会などの真剣勝負でハガシをすると反則負けになるので注意が必要です。
今回は、囲碁マンガの名場面を例に挙げて解説していきます。
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マンガで学ぶ持碁とハガシの解説がわかりやすい
囲碁を題材にした漫画の中に、持碁とハガシをテーマにした印象深い場面があります。
久しぶりに読み返してみると大変勉強になったので、内容をご紹介します。
持碁とは囲碁の引き分けのこと

囲碁漫画の単行本9巻より
置き碁には互先のような6目半のコミがないため、持碁ー引き分けが生じることがある
碁会所のベテランが説明してくれているシーンです。(※現在のコミは6目半)
コミのない置き碁などでは、お互いの陣地の目数が同じになって引き分けになることがあるのです。(=持碁)
一方、ハンデのない「互先(たがいせん)」では引き分けをなくすためにコミが設けられています。
※関連記事:
【囲碁のコミとは?】コミの意味と役割をわかりやすく説明
ハガシとは囲碁の反則の一つ

囲碁漫画の単行本9巻より
やっぱり、こっちにしよう
このように、すでに打った石をはがして別の場所に置き直すことを「ハガシ」といい、囲碁大会などの真剣勝負の場では「反則負け」となってしまいます。

囲碁漫画の単行本9巻より
指が石から離れたら、打ち直しはできません
いわゆる「待った」はその場で負けです
このように、プロ棋士の先生に厳しく注意されています。
指導碁で手順を確認するために石を並べ返すことは学習上有益ですが、勝敗を争う真剣な試合では「ハガシ」は禁止です。(ハガシをしたくなる気持ちは理解できますが、ルールとマナーの両方に反する行為です。)
まとめ
- 囲碁の引き分けのことを持碁(ジゴ)といい、勝敗を明確にするために白勝ちとしている碁会所も多い
- 打った石を動かすことをハガシといい、反則負けになる(指導碁や勉強会などで双方の合意があれば例外的に認められる場合もある)

囲碁漫画の単行本9巻より
白63目、黒63目
…持碁か
このような手です。
その漫画では、プロ棋士のキャラクターが4人を同時に相手にする「4面打ち指導碁」で、意図的に全員を持碁にするという場面があります。
ハガシを認めたうえで全員を持碁にしているので、非常に高度な技量が必要です。
物語の締めくくりは「プロってすごい!」という感動で終わっていました。
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最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!


