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【囲碁入門⑧】「死に石について」取られている石とはどういう状態?

今回は「死に石」について学んでいきましょう。

この解説を読むと、どのような状態の石が取れていて、どのような状態の石が取れないのかが理解できます。
非常に重要な内容ですので、丁寧に確認してください。

囲碁の重要ルール「死に石」とは?

まず、この図をご覧ください。

囲碁ルール解説図

これは、黒と白の陣地の境界がすべて確定して「終局」した状態です。

これからお互いの陣地を数えていくのですが、

囲碁ルール解説図

白△はどういう状態なのでしょうか。

考えてみてください。

囲碁ルール解説図

そう、この白は黒1と打たれると取られてしまう状態です。

囲碁ルール解説図

では、仮に白番で白が1と逃げようとしても…

囲碁ルール解説図

黒2で、結局白△はまとめて取られてしまいます。

つまり、

囲碁ルール解説図

この状態では白△はもはや手がありません。

白△はこのまま、黒1を打つことなく、取れている石となります。

どういうことかというと…

囲碁ルール解説図

陣地を数える際に、そのまま手で取り上げてよいということです。

相手の陣地を埋める「アゲハマ」になるわけです。

囲碁ルール解説図

このようにして、白△は白の陣地に戻っていきます。(白地が減りました。)では、陣地を数えてみましょう。

囲碁ルール解説図

黒の陣地はこの交点の数で、30目です。(黒石は陣地に含みません。)

囲碁ルール解説図

白の陣地も同様に、白石で囲んだ交点の数を数えると…
26目です。

⇒先ほど埋めた白△の場所は陣地にはなりませんね。

囲碁ルール解説図

このように、相手の石に囲まれて逃げ場のない石を「死に石」と言います。

そして、死に石は陣地を数える際にそのまま取り上げて「アゲハマ」となります。

死活の判断「石の生き死に」

囲碁ルール解説図

では、次にこのような図を考えてみましょう。

陣地の境界が確定して、終局している状態です。

さて、

囲碁ルール解説図

右下の白△の三子はどうなっているでしょうか?

少し考えてみてください。

この白三子は…

囲碁ルール解説図

黒から1と打たれると取られてしまいます。

では、白番で助けることはできるのかというと…

囲碁ルール解説図

白1とは打てませんね?

囲碁ルール解説図

白四子への道が黒にすべて塞がれているため、白1はルール上「打ってはいけない場所」になります。

【囲碁入門⑥】着手禁止点とは?囲まれた場所には打てない!

つまり、白番であっても助けることはできないのです。

つまり、

囲碁ルール解説図

この白三子は、このまま「死に石」となります。
(黒も、わざわざ一手を使って取る必要がないのです。)←重要

囲碁ルール解説図

「陣地を数えましょう。」となった時に取り上げて「アゲハマ」になります。

囲碁ルール解説図

このようにして白地を埋め、黒は白の陣地を減らすことができます。

そして、お互いに陣地を数えて勝敗を決めます。

理解できましたか?

次は眼の話に進みます。

囲碁ルール解説図

この右下の白三子の状態が「一眼で死んでいる」という状態で、死に石になります。

Aの場所にしか眼がなく、白から助かる手がないのです。

一眼の話をさらに掘り下げる

囲碁ルール解説図

さて、今回はもう一歩踏み込んで解説します。

この図はどうでしょうか?

先ほどの図より、黒○が離れた位置にあります。

囲碁ルール解説図

結論から言うと、この白は「死に石」になります。

「Aの一眼しかないから死んでいる」と考えてもよいですし、「白から助かる手がないから死んでいる」と考えてもOKです。

(白番であっても助かる手がないことを、ぜひ確認してみてください。)
つまり、陣地を数える段階になったら、

囲碁ルール解説図

白三子をそのまま手で取り上げて、白の陣地を埋めてよいのです。

アゲハマになるということですね。

陣地を数える際の「二眼の生き」

囲碁ルール解説図

さて、もう1テーマ確認します。

この図はどうでしょうか?

この図の右下の白に対して…

囲碁ルール解説図

黒から1とは打てません。

白を取れるわけではないので、着手禁止点です。

囲碁ルール解説図

こちらにも打てません。

囲碁ルール解説図

ということで、この白はAとBに眼があって「二眼の生き」になります。

黒から打っても、白を取ることはできないのです。

囲碁ルール解説図

この状態で終局となり、右下は白の陣地になります。

囲碁ルール解説図

このようにポッチのところが白地になります。

数えてみると、29目の白地ですね。

囲碁ルール解説図

そして、黒地はこのようになります。

数えてみると、18目になりますね。
白が生きていることで、黒地がかなり少なくなりました。

いかがでしょうか?

「石が生きているのか死んでいるのか」は、勝敗を左右するほど重要な要素であるということと、石が取られないためには「二眼」以上の眼を持つことが大切なのです。

「生き死に」のまとめ

囲碁ルール解説図

このような局面では、右下の白は一眼しかないため「死に石」となり、終局後に陣地を数える際にアゲハマになります。

囲碁ルール解説図

そして、白地が二部屋ある場合は「二眼あり」と表現し、白地としてカウントされます。

一眼か二眼かが、生き死にの分かれ目でした。

いかがでしょうか。

囲碁の入門において、死活は最もつまずきやすい単元です。

ぜひ、もう一度じっくり見直してみてください。

次は「生き死にの判断と死活問題」について見ていきましょう。

【囲碁入門⑨】「生き死にの判断と死活問題」一眼と二眼の違いを解説


※囲碁入門でどんなことを学ぶのか?という全体像については、下のまとめ記事をご参照ください。

【囲碁入門ガイド】ルールや打ち方がよく分かる記事まとめ